【第6回福井駅前短編映画祭 開催延期のお知らせ】


残念なお知らせです。例年であれば4月から短編映画の募集を始める福井駅前短編映画祭ですが、第6回は開催日程を未定として延期します。この数週間、実行委員会でも議論を重ねて来ましたが、苦渋の決断です。ご理解ください。
その理由は、まず、COVID-19の終息が全く見えない状況であること。さらに福井はその中でも拡大が広がっているところです。福井の街のための映画ではありますが、今は映画どころではない、そのような状況です。そして、すぐに終息したとしても、これだけ映画業界が公開延期としている中で、経営危機の映画館に1日の貸館をお願いする余裕はしばらくありません。
福井駅前短編映画祭は、もちろん映画の振興を願う映画祭ですが、福井県民、福井市民と一緒に歩むことを目的とした映画祭です。福井大空襲の後、もっとも早く営業を開始し福井の人々に笑顔と安心を与えた福井松竹座、今はテアトルサンクを会場に開催してきました。この会場で、福井の街のこれからに希望を持ちながら開催してきました。だからこそ、私たちはこの騒動の後、おそらく起こる大変な経済的な問題、それにも寄り添い、一緒に未来を描ける映画祭でありたいと思います。福井は空襲と震災を乗り越えたフェニックスの街です。今後の困難も乗り越えれることができる街と信じています。
延期時期は未定です。このCOVID-19の終息を見てから応募を行います。応募期間は3ヶ月以上おきますので、開催時期は場合によっては来年、来年度となるかも知れません。その間に、お世話になったテアトルサンクさん、そして全国の映画監督、映画館、その人たちのために何ができるかをこれからの期間、考え、実行していきたいと思います。
楽しみにしていただいた方には、大変申し訳なく思います。しばらくお待ちいただけるよう、お願い申し上げます。
福井駅前短編映画祭実行委員会
代表 木川剛志